インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザ流行はいつ?WHEN

日本においてインフルエンザは、毎年11月下旬から12月下旬に流行が始まり、翌年の1~3月に患者数が増加する傾向にあります。

インフルエンザとはABOUT

インフルエンザウイルスへの感染によって発症する呼吸器感染症をインフルエンザと呼びます。強い感染力を持ち、感染者のくしゃみや咳で飛散したウイルスによって二次感染が起こります。また、ウイルスがついた手で鼻や口の粘膜に触れることも発症原因ともなります。症状が現れる前日から感染を広げてしまう恐れがあり、知らず知らずのうちに周囲の方へ移してしまうこともあります。インフルエンザのことを正しく理解して感染防止に努めましょう。

インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザはウイルス感染が原因となるものです。風邪は咽頭痛、咳、鼻水、くしゃみ、軽度の発熱といった症状が起こり、時間が経つに連れて快方に向かっていきます。なお、インフルエンザは、全身の倦怠感、高熱、筋肉痛、関節痛、腹痛、吐き気といった症状が起こり、慢性疾患や糖尿病を患っている方、高齢者の方、5歳未満の幼児、妊婦の方は特に合併症のリスクが高いため注意が必要です。

インフルエンザの種類TYPE

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類があり、発症方法や経過に若干の違いがあります。

インフルエンザA型

のどの痛み、悪寒、発熱といった強い症状が現れやすい特徴があります。また、ウイルスが変性を続けることでも知られています。一般的に、ウイルスは一度感染すると体内でそのウイルスに対する抗体が作られるもので、同じウイルスが侵入してきても感染防止に繋がるとされています。しかし、A型ウイルスは変性する特徴があり、過去に作られた抗体がうまく働かず、再度インフルエンザA型感染してしまうリスクがあります。 なお、インフルエンザA型は、真冬に流行するのが特徴です。

インフルエンザB型

インフルエンザA型ほど変化しませんが、昨今毎年のように流行しているのがこのインフルエンザB型になります。インフルエンザA型程の感染力がないものの、人に感染する力を持っています。インフルエンザA型が真冬に流行するのに対して、インフルエンザB型は冬の終わりから春にかけて流行する傾向にあります。

インフルエンザC型

インフルエンザA型やインフルエンザB型よりも感染力が弱く、強い症状は現れません。また、インフルエンザC型ウイルスの抗体は一度作られると、その後しばらくは感染リスクが減るとされています。なお、インフルエンザC型は、4歳以下の幼児に多く見られます。

インフルエンザの症状SYMPTOMS

発熱通常は、1〜5日程度の潜伏期間を経て、症状が起こるようになります。典型的な症状としては、突発的な38℃以上の高熱、全身痛などが挙げられます。 また、風邪と似たような鼻水、咳、咽頭痛なども起こります。

インフルエンザの潜伏期間INCUBATION PERIOD

体調、年齢、体質によって個人差がありますが、潜伏期間は1〜5日程度とされています。 インフルエンザウイルスは1日で著しく増殖し、急激な症状が現れるため、注意が必要です。無症状の潜伏期間中に二次感染を起こすリスクもありますので気をつけましょう。

インフルエンザの合併症COMPLICATIONS

肺炎とインフルエンザ脳症が特に危険な合併症と言われていま。肺炎は高齢者の方ほど発症リスクが高く、咳、鋭い胸の痛み、全身の倦怠感といった症状が起こります。咳がなかなか治らない場合は肺炎の疑いが強まります。 インフルエンザ脳症は、免疫の過剰反応によって脳浮腫が起こる状態のことを指します。けいれん、異常な行動・言動、意識障害といった症状が起こる恐れがありますので注意しましょう。特に、インフルエンザ脳症は、子どもに多く発症するため、子どもがインフルエンザを発症した場合は注意するようにしましょう。

インフルエンザの予防接種についてVACCINE

予防接種

インフルエンザに感染すると、1週間程度で治るケースがほとんどですが、なかには肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症が起こることもあります。インフルエンザワクチンを接種するだけで100%感染を防げる訳ではありませんが、重症化リスクの低減に繋がりますので、できるだけワクチン接種を受けるようにしましょう。

インフルエンザワクチン副反応は?

インフルエンザワクチンの副反応としては、接種した部位の周辺に赤み(発赤)や腫れ、痛み(疼痛)が現れることがあります。また、発熱や頭痛、寒気、倦怠感が見られる場合もあります。通常、こうした接種後のアレルギー反応は2~3日で消失します。インフルエンザワクチン接種後にこうした症状が2~3日経過しても改善しない、あるいはけいれんや喘息など重い副反応が見られた場合には当院までご相談ください。

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